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色色々な視点からの情報があってこそ、様々な人に役立つのでは?と考えているのが、『整体・カイロプラクティック辞典』のサイトコンセプトです。

整体・カイロプラクティックの歴史

整体の起源(はじまり)

整体の起源は実にさまざまな説がありますが、「整体」という言葉は日本で生まれた造語です。
日本の柔術や骨法等の流派に伝わる手技療法、また二千年前の中国で発祥した「椎拿(すいな)」古典按摩とも言われる中国伝統の手技療法を中心とする整体、またオステオパシーやカイロプラクティックなど、欧米伝来の手技療法を取り入れた治療など、それぞれ独自の技術を取り入れて行われているようです。
野口晴哉(1911年 - 1976年)などが中心になり、古今東西の療術を統合し、その身体の操法を体系化して創始した治療法として、昭和18年から19年にかけて、「整体操法」を制定されました。また野口は昭和31年、整体で初めて「社団法人整体協会」を文部科学省(旧文部省)の認可を受けて設立しました。

ちなみによく間違われる柔道整復師(接骨,整骨)とは、治療に対する思想から施術内容までまったく違うものです。


カイロプラクティックの起源(はじまり)

時は1895年(明治28年)の9月18日。

アメリカのアイオワ州にあるダベンポートという町に住んでいる磁気治療師「ダニエル・デビッド・パーマー(D.D.パーマー)」が、当時掃除夫して働いているハーベイ・リラードの治療を施し、偶然治ったことからは始まります。

D.D.パーマーは難聴に悩んでいるハーベイ・リラードの背骨(脊椎)の一つが微妙に隆起しているのを発見。

この背中の背骨の隆起(ズレ)をバキッっと矯正してみたところ、17年もの間悩んでいた難聴がその後すぐに耳が聞こえるようになり改善。このことから D.D.パーマーはこの隆起(ズレ)を「背骨のゆがみ」としてとらえ、「身体の不調に関係があるのでは?」と考え、色々な研究をして「カイロプラクティック」という手技療法が誕生しました。その後、1897年に「パーマー・カイロプラクティック・スクール」というカイロプラクティックの養成学校を開校。1924年にはアメリカのカリフォルニア州でカイロプラクティックが初めて法制化し、国家資格に。現在ではアメリカや、カナダ、イギリス、オーストラリアなどの30ヶ国以上の国で国家資格となっています。

カイロプラクティックが生まれた当時、アメリカでは西洋医学が強い権力をもっていて、新興勢力であるカイロプラクティックは激しい非難と政治的弾圧をうけました。カイロプラクティックが生き残るには、医者と国民にカイロプラクティック治療の効果を認めさせる必要があったのです。そこで西洋医学と同じ科学的手法を用いてカイロプラクティック治療の効果を研究しました。カイロプラクティック治療の効果は科学的に証明され、カイロプラクティックは医師とほぼ同等の資格として扱われるよになったのです。
残念ながら日本でのカイロプラクティックは民間資格という扱いであり、民間療法という分類になっています。今後のカイロプラクティックの法令化(国家資格化)は色々な諸問題があり、しばらく時間がかかるようです。